この記事の目次
『xTranslator』のダウンロード&インストール手順
xTranslator
①上記リンク先「NEXUS MODS」のページより、手動でダウンロードを行い任意の場所へ保存します。
②ダウンロードしたファイルを「7ZIP」等の圧縮解凍ソフトで解凍し、お好きな場所へ「移動」又は「コピー」して『_xTranslator』の「フォルダ」ごと保存します。
③この時点で、保存した『_xTranslator』のフォルダを開き、実行ファイル「xTranslator.exe」のショートカットを「デスクトップ」や「タスクバー」に登録おくと非常に便利。
「モッドマネージャー」にもツールとして登録しておくと、使い勝手が更に増します。
『xTranslator』の初期設定
●『xTranslator』を起動すると、以下のような画面が初回のみ表示されます。
①ツール起動時に「デフォルト」で使用したい『ゲームタイトル』をクリックして選択します。
※設定は後から変更が可能です。
②以下のような画面が表示されますが、ココでは「OK」を押して一度画面を閉じます。
③もう一つの画面「メインメニュー」で「Options」➡「Options」を選択します。
④以下のような画面が表示されるので「Options」の「Interface:」で『Japanese』を選択します。
すると『xTranslator』自体の「インターフェイス」が日本語化されます。
●ツールの再起動が必要です(a restart of the tool is needed)と右横に書かれていますが、自動で『xTranslator』が再起動します。※しなかった場合は手動で再起動して下さい。
高度な辞書の作成
●「言語と辞書」タブを選択した状態で、以下のような画面が表示されます。
①翻訳元言語で「english」を選択します。
②翻訳先言語で「japanese」を選択します。
③「.\Dataフォルダ」と書かれた右側の窓をクリックすると「エクスプローラー」が起動するので、「Data」フォルダの場所を選択します。
N:\SteamLibrary\steamapps\common\Skyrim Special Edition\Data\
※「.\Stringsフォルダ」の所はドライブ名が同じ場合、手順③で「Data」フォルダを指定すると自動で表示されます。
自動で表示されない場合は「Stringsファイル」の有る場所を、「手動」で設定してあげてください。
N:\SteamLibrary\steamapps\common\Skyrim Special Edition\Data\strings\
又は
N:\SteamLibrary\steamapps\common\Skyrim Special Edition\Data\strings\translations\
④「作成する辞書:」の所で「高度な辞書」が選択されている事を確認します。
⑤「.\stringsフォルダのstringsファイルのみ使用する(bsa/ba2を無視)」にチェックを入れます。
⑥「簡易辞書を無視」にチェックが入っていた場合は、チェックを外します。
⑦「辞書を構築」ボタンをクリックすると、作成が開始されます。
⑧「高度な辞書:処理が完了しました」が表示されたら「OK」を押して画面を閉じます。
これで作業完了です。
日本語化用の翻訳済み「XMLファイル」を利用して翻訳する方法
●「スカイリム」や「FALLOUT4」等のMODは、日本語化する為のファイルが既に、有志達によってネット上に「一般公開」されている事が非常に多いです。
その為、「XMLファイル」と呼ばれる形式のファイルを利用すると、MODを簡単に「日本語化」する事が出来ます。
①まず最初に、メインメニューの「ファイル」から「Esp/Esmファイルを開く」を選びます。
②エクスプローラーが自動で起動するので、翻訳したい「.espファイル」を選択します。
※「.espファイル」のあるフォルダ(場所)は以下の通り。(参考例)
●今回の解説で使用するのは、街などに「飼い猫・野良猫」を追加できるコチラのMOD『A Cat’s Life』です。
日本語化用のファイルは「A Cat’s Life 日本語化対応 フォロワー – クリーチャー – Skyrim Special Edition Mod データベース MOD紹介・まとめサイト」の記事の中でご紹介されています。
●日本語化用ファイル専用のフォルダ(置場)を作っておくと、作業しやすくなると思います。
③「.espファイル」(ACatsLife.esp)を開くと、以下のような画面が表示されます。
※左側が「原文」、右側が「訳文」です。
④「ファイル」から「翻訳ファイルのインポート」を選び、「XMLファイル(xTranslator)」を選択します。
⑤エクスプローラーが起動するので、対象の「XMLファイル」を選択します。
⑥XMLインポートの状態が、「全て上書き」と「FormID(厳密)と原文が一致」になっている事を確認してから「OK」を押します。
⑦「紫色」の行は「仮訳」として翻訳された事を意味しています。
●「赤」の行は翻訳されていない「未翻訳」の状態、若しくは「翻訳」が必要ない(又は翻訳してはいけない)場合に「赤色」のままとなります。
●「白」で表示された行は「自動翻訳済み」:既存の辞書に完全一致する原文があるので、訳例を使い自動的に翻訳された行です。
⑧内容に問題が無ければ、メニューの「ファイル」から「Esp/Esmファイルの上書き出力」を選択します。
⑨「english」から「japanese」へ更新して出力になっている事を確認したら、「はい」を押します。
⑩「.espは既に存在しています。続行しますか?」で、「はい」を押します。
⑪メニューの「ファイル」から「閉じる」、又は「×印」を押して『xTranslator』を終了しようとすると、以下「ユーザー辞書を保存しますか?」のメッセージが表示されます。
⑫「はい」をクリックして『xTranslator』の画面が閉じると同時に、ユーザー辞書が更新して保存されます。
これにより、今回の作業で行った同じ文章は、次回から「自動」で翻訳されるようになります。
よって、次回「ユーザー辞書」によって自動翻訳が行われた文章の場合、行が「白」で表示されます。
『xTranslator』を使う度に「ユーザー辞書」が成長していきますので、どんどん使い込んでいきましょう💕
●以上で、日本語化は完了です。
日本語化する「XMLファイル」が無い場合に「手動」で翻訳する方法
●MODを日本語化する為のファイルが、ネット上で検索しても見つからなかったり、存在しない場合があります。
そんな時でも諦めず、自分で「自動」又は「手動」で翻訳する方法をご紹介します。
●日本語化する為の「XMLファイル」は有るけれど、バージョンが古くて一部翻訳されていない場合にも使える方法です。
①「ストリングス」を「半自動」で翻訳する方法『APIによる自動翻訳』
●今回は、コチラのMOD『Morgaine – Fully Voiced Standalone Follower』有声カスタムボイスフォロワーを例にして、手順を解説します。
①まず最初に「ファイル」から「Esp/Esmファイルを開く」を選択します。
②エクスプローラーが自動で起動するので、翻訳したい「.espファイル」を選択します。
●上の画像を見てお分かりのように、非常に多くの会話(ダイアログ)が収録されている事が分かります。
カスタムボイスの音声が「英語」なので、「字幕」だけでも理解出来るように「日本語化」したいと思います。
注意:字幕はゲーム本体の設定で「表示する」にしないと表示されない場合があります。
③翻訳したい行の所で「ダブルクリック」又は「エンター」キーを押します。
④以下画像のように該当の文章「Follow me. I need your help.」が編集窓に表示されるので、画面右下の「APIによる翻訳を実行」をクリックします。
⑤セキュリティソフトを使用している場合、接続の許可を求められるので「許可」します。
すると、以下画像のように自動で翻訳されます。
この時、実際に「日本語」で翻訳を行ったのは「APIによる翻訳を実行」ボタンの左側に書かれている、「Translation powerd by Google」です。
⑥自動翻訳された文章を変更したい場合は、この段階で文字修正を手動で行います。
⑦内容に問題が無ければ「OK」を押して手前の画面に戻ると、紫色の行になり「日本語」が表示されます。
●あとは、③~⑦まで一連の手順を繰り返していけば、他の文章も日本語化する事が出来ます。
⑧翻訳が全て完了したら、メニューの「ファイル」から「Esp/Esmファイルの上書き出力」を選択して、上書き保存すれば作業完了。
●翻訳したファイルを「XMLファイル」として出力したい場合は、「翻訳ファイルのエクスポート」から「XMLファイル」を選べば、任意の場所へ保存できます。
②「ストリングス」を「手動」で翻訳する方法
●ここからは「ストリングス」を、完全に「手動」で翻訳する方法をご紹介したいと思います。
「手動」と言っても、一連の「コピペ」作業がほとんどなので、慣れてしまえば非常に簡単なので是非チェックしてみて下さい。(手順は途中まで同じです。)
●下準備として『Google翻訳』をブラウザで開き、文章をコピペ出来るように準備しておきます。
この時、モニターが「2画面」あると便利なので、可能な方は横に『Google翻訳』を配置して下さい。
では開始(*‘ω‘ *)/💕
①まず最初に「ファイル」から「Esp/Esmファイルを開く」を選択します。
②エクスプローラーが自動で起動するので、翻訳したい「.espファイル」を選択します。
③翻訳したい行の所で「ダブルクリック」又は「エンター」キーを押します。
④以下画像のように該当の文章「Follow me. I need your help.」が編集窓に表示されるので、すぐに「CTRL」+「C」のショートカットキーを使い、マウスに文章を記憶させます。
※既に、文章が全て選択された状態になっているので、「CTRL」+「C」をすぐに押す事でコピーする事が出来ます。
※上の画像は使い回しです。「APIによる翻訳を実行」は押さないでネ♪
⑤『Google翻訳』の左側①の窓へ、ショートカット「CTRL」+「V」で文章を貼り付けます。
➡ 指定した「言語」の翻訳文章が右側に、すぐに表示されます。
⑥画面右側の、②「翻訳をコピー」ボタンをクリックします。超便利💕
⑦書き換えたい「英文」の所で、ショートカット「CTRL」+「V」で日本語文章を貼り付けます。
※この時、書き換えたい文章の全てを、マウスでドラッグして選択した状態にしておきます。
(又は、ショートカットキー「CTRL」+「A」でも選択可能。)
そうする事で、「CTRL」+「V」で貼り付けた際に文章が上書きされます。
(文字を削除する作業が必要ないので、とても便利。)
※この時点で、文章の内容を書き換えたい場合は「手動」で文字修正します。
例えば、プレイヤーの「性別」に合わせてセリフの言い回しを変更するのも良いかも♪
●上記手順③~⑦を、他の文章も繰り返します。
最初は少し慣れないと思いますが、「コピペ」と「クリック」だけで済むので、思ったよりも楽ちんです。
ご興味のある方は、是非一度チャレンジしてみて下さい💕
ストリングス(Strings)ファイルは3種類ある!
●「Strings」ファイルは、大きく分けて3種類あります。
①「STRINGS」:プレイヤー自身のダイアログに表示されるセリフ等々。
②「DLSTRINGS」:システムからの通知メッセージ。
③「ILSTRINGS」:「フォロワー」や「NPC」のセリフ。
よって、翻訳作業をする際は、プレイヤー側の「ストリングス」だけでは無く、相手側の「ストリングス」等も全て翻訳する必要があります。
しかし、上記の「ストリングス」が3種類すべて無いMODもあります。
つまり、そういった「会話ライン」が含まれていない、又は「機能」が含まれていない場合は表示されません。
●他の「ストリングス」が有る場合は、上記画像の赤枠の部分を直接クリックする事で「会話ライン」を表示させる事が出来ます。
翻訳する作業内容は同じなので、本記事内の「手順」を参考にして行ってみて下さい。
『xTranslator』の起動設定を切り替える方法
①メインメニュー画面の「オプション」から「起動設定」を選ぶ事で、指定したゲームを「デフォルト設定」で登録する事が出来ます。
いつでも自由に切り替える事が出来るので超便利♪
MCMを日本語化する方法(翻訳用のテキストファイルが有る場合)
●MCMの翻訳ファイルがある場合、通常であれば以下の場所に「テキストファイル」が保存されています。(ドライブ名はご自身の環境で読み替えて下さい。)
既に有志達によって翻訳されたファイルがあれば、その中に「テキストファイル」を配置する事で日本語化されます。
●スカイリムSEで「英語版」を日本語化して使用している環境の場合は「○○○_english.txt」のファイルを配置します。
既に、フォルダの中に「同じ名前のファイル」がある場合、ファイルを上書きします。
➡ ファイルを上書きする前に「バックアップ」として「テキストファイル」を残しておきたい場合は、拡張子に「.bak」などの文字を追加して残しておく事も出来ます。(参考)
ぜひ、ご自身の管理しやすい方法で作業してみて下さい(*‘ω‘ *)b
MCMを日本語化する方法(BA2/BSAアーカイブからPex/MCMを開く)
●今回のパターンは「BA2/BSAアーカイブ」ファイルの中に含まれる「MCM」を、日本語にする手順の解説です。
「MCM」を日本語化するMODは、今回も参考例として『A Cat’s Life』を使用していきます。
日本語化ファイルは『A Cat’s Life 日本語化対応 フォロワー – クリーチャー – Skyrim Special Edition Mod データベース MOD紹介・まとめサイト』の記事の中でご紹介されています。
※実際に作業をされる方は、ファイルを解凍して任意の場所へ保存してください。
①上記画像のように「BA2/BSAアーカイブからPex/MCMを開く」を選択します。
②開く「フォルダ」の場所は以下の通りです。(参考)
③以下『ACatsLife.bsa』のファイルを探し出し、「開く」を選択します。
④表示された画面のリストの中から「mcm」の文字を含む「scripts\acl_script_mcm.pex」を選択し、「OK」を押します。
※右側の「ファイルサイズ」を見てみると、容量が大きいので分かると思います。
⑤開くと以下のような画面が表示されます。
⑥メインメニューの「ファイル」から「翻訳ファイルのインポート」➡「XMLファイル(xTranslotor)」を選択します。
⑦最初にダウンロードして準備してある「日本語化用ファイル」のフォルダを開き、以下「acl_script_mcm_pex_english_japanese.xml」を選択して「開く」を押します。
●参考ですが、私は以下のフォルダ内でダウンロードした「日本語化用のファイル」を全て管理しています。
⑧以下、XMLインポート画面で、「上書き ➡ 全て上書き」、「翻訳する対象 ➡ FormID(厳密)と原文が一致」になっている事を確認したら、「OK」を押します。
⑨今回のケースでは、「旧型式のXMLファイルです。処理を続ける為に必要なデータが含まれていません。」と表示されました。
➡ 構わず気にせずに「OK」を押します!!
⑩すると。以下画像のように「日本語化」されます。
余談:「データが含まれていません。」は何だったんや!?(というツッコミはスルーします。)
⑪メインメニューの「ファイル」より「アーカイブにエクスポートし統合(*.bsa,*ba2)」を選択します。
⑫「上記ファイルへのアーカイブへの統合を確定します。続行しますか?」と表示されるので、「はい(Y)」を押します。
⑬最後に「上記ファイルのアーカイブ(○○)への統合に成功しました。」と表示されたら「OK」を押します。
⑭モッドマネージャー側で、MODの再配置を行って「上書き」を問われたら許可します。
⑮ゲームを起動してゲーム内でMCMが日本語されたか確認します。
●以上で無事に作業完了しました。お疲れ様です(。ᵕᴗᵕ。)ペコリ♡
MCMを日本語化する方法(PapyrusPexを開く)
①ファイルメニューから「PapyrusPexを開く」を選択します。
②翻訳したい「○○.pex」ファイルを選択します。
③「翻訳ファイルのインポート」から「XMLファイル(xTranslator)」、あらかじめダウンロードしておいた、日本語化用のファイルを読み込みます。
④ファイルメニューから「Pexファイルの上書き出力」を選んで出力します。
⑤その後、モッドマネージャーで「再配置」して作業完了です。
まとめ
●今回のMOD「日本語化」の手順解説。いかがでしたか?
私なりに実際の作業を「画像」と共にご紹介しましたが、少しでも皆様の参考になれば幸いです。